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1040年3月
はいはい、お待ちしておりました!



枯野(かれの)、弓使い。
名前は冬の季語から。黄川人枯らしてやるとかそんな物騒な由来ではないですよ、流石の皇夜さんも……いや、どうかな……皇夜さんだしな……。この子も素質バーはいい感じ。
イツ花公認の美人さん、皇夜さんはやはり美人さんなのですね、笑顔怖いけど。笑わなければ美人なんでしょうわかります。笑顔じゃない方が美人ってそれはそれですごいな。枯野は皇夜さんそっくりで、笑顔が怖くない皇夜さんみたいな感じなのかなーと思います。
長風呂が好きって……皇子のところに風呂って……水風呂のイメージしか……(ひどい)。だってあの人(神)、普通のお風呂入ったら融けそうで心配なのです が。別に父親と一緒に入る必要はないのですが何となく。むしろ皇子と一緒にいると寒いから冷え性の枯野は必然長風呂になっちゃうとかそういう?
と、いうことは皇子との交神って(以下略)
指導はぼちぼちお迎えが来そうなトキカにお任せ。座学を教えてもらいましょう。

さあ、皇夜さん最後の交神行って参りましょう。

で、氷ノ皇子に自分がやろうとしていること全部ぶちまけました。
何だかんだで黄川人が可愛い親馬鹿な皇子が大変難しい顔をしています。
(以前書いた小話では三度目の交神のときにぶちまけたということになっていますが、話の進行上というか……まあ、書きかけのプレイ記録の内容をすっかり忘れていました。ので、ちょっとずれた時間軸のお話と思って下さい)

「……お前はそれでいいのか?」
「いいのか、とは?」
「あの子への復讐のために父と四度も交わることに抵抗はないのか? いや、なかったのか?」
「今更ですね、父上。私は手段を選ばない性格なのです」
「復讐をしたとして何を得る?」
「何かを得るためにしていることではありません。そうですね、ただの嫌がらせ、自己満足。あちらばかりが楽しいのでは、不公平というものです」
「止めるつもりは――」
「止められると思っておられるのなら、父上は相当おめでたい。だってもう『最後の交神の儀』は始まっているのですよ? ここまで来て、止めろだなど。あなたは我が子に『生きる道を捨てて朽ちろ』と仰っているのも同じです」
「――……」

氷ノ皇子何も言えません。何を言っても無駄だとわかってしまいます。それに、交神の儀が始まった以上はそれを途中で放棄することはかないません。

「ですから、早く。私に子を授けて下さい。私と父上の子を。父上の孫を。私の腕に抱かせて下さいな」

……そして例の怖い笑顔です。
最後の交神は何ともいえぬ空気の中執り行われました。




皇子の台詞は前と同じはずなのに、苦しげというか悲しげというか、とにかく複雑な心境を押し殺しているように聞こえるのは気のせいでしょうか……。

皇夜さんの交神の全てが終了のはず、そして、姉との別れ。



トキカ、享年1歳8ヶ月。
真面目で、だから曲者揃いの姉妹の中で一番苦労した子だったと思います。戦闘でもひとりだけうまくダメージ与えられなくて内心焦ったり落ち込んだりしていたことでしょう。
それでも姪っ子たちに訓練つけているときは「自分でも役に立てる」と満たされていたようなのが救いです。今は頑張るなんて考えず、ゆっくりお休み。ありがとう。



1040年4月
皇夜の交神は全て終わりましたので。終わったはずですので。
今月からは朱点討伐に向けてレベリングの日々です。

「さてさて、血反吐吐くまで帰って来られないと思えよ」
「母様が笑いながらそれ言うと冗談に聞こえないのでー…」
「冗談だと思っているのか? ん?」
「……本気なわけですね……」

枯野は訓練なので獅白とイツ花とお留守番。



行き先は鎮魂墓。地獄に行くにはまだ戦力的に不安。火乃子が初陣ですし。



1040年5月
帰還、で、氷ノ皇子のところから末娘(予定)来訪。





あ、それ、間違いなく母親の皇夜さん似ですね、間違いない。



氷ノ花(ひのか)、末っ子なので剣士です。
栗きんとんが好物……甘党?
表に出ている素質は四姉妹の中でこの子が一番いいですね。



素質に関しては乱花ちゃんの揺ぎ無いアイドル感を感じることしきり。

偏見なのですが、この顔グラ妹っぽい雰囲気を感じるので(髪型のせい?)とても甘やかしたいですね。最終当主なので、皇夜さんは厳しく躾けなければみたいなことを考えていそうですが、お姉ちゃん達に甘やかされているといいなあと思うわけでして。

そんな氷ノ花ちゃんは獅白に訓練つけてもらいます。
獅白は健康度25……来月にはもう……なんだろうなあ……。

初陣の枯野を連れてレベリングですよー。

はい、無事にただいま。そしてさようなら。



獅白、享年1才8ヶ月。
そうだね、一緒にあちこち行ったね。この間は皆で花見も行ったね。討伐の合間、ほんの少しの暇に。
大人しそうな外見で結構過激派、皇夜の理解者でもありました。完全には納得し切れないけれども、皇夜の気持ちは理解できる、と、それだけでも皇夜にとってはありがたい存在だったはずです。
お疲れ様でした、ありがとう。

氏神に推挙されましたので、高千穂四ツ宮として昇天して頂くことにしました。



乱花ちゃんより席次は下ですね。そしてこの外見で火神なのかー。



1040年6月
氷ノ花ちゃんの訓練は皇夜さんが直々に。当主の心得とか奥義の継承とかそういうのをやるんじゃないでしょうか、多分。氷ノ花は次期当主ですからね。

それでは、最終世代3人で討伐行ってみましょう。
戦力的にまだ不安が残りますが……。
「死なずに帰って来れば上出来上出来」とは皇夜さんの言です。



えっ、今ここでこんなに赤火が灯っても正直困るというか勿体ない……!



枯野が奥義を編み出しまして、弓使いの奥義コンプリート。
で、帰還。

氷ノ花も出陣できるようになりましたので、あとはレベリングして朱点を殴るだけです。
あ、皇夜さんの健康度が下がり始めています……。

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えっと、皇夜さんはあと一度交神する予定です。
お相手は氷ノ皇子ではないです。
皇夜さんが何度も氷ノ皇子と交神しているのを「何か事情があるのだろう」と察してその事情は訊かず「お前も辛いのだろう」と慰めてというか、まあ、甘やかしてというか、そういうことをしてくれた男神がおりまして、皇夜さんが絆されちゃった感じで。
(交神期間中は天界をわりと自由に歩きまわれますし、他の神様と会うことが禁じられていたりとかもありません)
氷ノ皇子との子を成すことに苦痛も後悔もないし、生まれてきた子は可愛いけれども、皇夜さんがその行為について一抹の空虚さを抱いているというのもまた事実で、自分で選んだ道である以上そのことを誰かに言うようなことはありませんでした。身勝手な行為を重ねておいて、そんな感情を抱いていることは恥ずべきことだと考えています。自分で全てを呑み込んでおくべきだと。
皇夜さんが氷ノ皇子に望んでいたのは親としての愛情で、それを自分だけのものに、さらには自分の子供たちだけのものにできなかった悔しさが執着として、黄川人と氷ノ皇子への「嫌がらせ」という形をとった結果が氷ノ皇子との交神を繰り返すことだったわけで。
氷ノ皇子への恋慕の情などは一切ない。
そこへ優しくされて辛いときには何かに縋ってもいいのだと教えてもらって何かこう……堰が切れたというか。誰の前でも涙を見せなかった、見せようとしなかった皇夜さんがその男神の前では泣いてしまって、最後はこの人(神)がいいと。純粋に、女としてこの人との子が欲しいと。
そんな感じです。

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1040年3月から6月